日本株での失敗を振り返る

今回は過去の日本株での失敗事例第二弾です。

2回も失敗してたグワ?

2回じゃないすまないよ!

よくそれで投資続けられるグワね。

いちおう成功事例もあるんだよっ!(お披露目するほどの内容じゃないけど。)
失敗銘柄:三井住友ファイナンシャルグループ(8316)
ということで、今回は過去の日本株での失敗事例の第二弾です。
2018年に数々の失敗を積み重ねて損失を膨らませた流星カモですが、失敗事例第二弾であげるのは「三井住友ファイナンシャルグループ(三井住友FG)」です。
言わずも知れた三大メガバンクの一角、SMBC(Sumitomo Mitsui Banking Corporation) こと三井住友銀行を傘下に収める金融持株会社ですね。SMBC日興証券も同じ三井住友FGに含まれています。
これも前回のシスメックス同様で、あまりにもダメダメな失敗を積み重ねています。今後同じ過ちを繰り返さないためにも記録として残しておこうと思います。
※前回のシスメックスの失敗事例はこちら
損失額
では早速、この三井住友FGでいくら損をしたのかを公表しましょう。(あまりしたくはないが・・・)
損失額は約17万8千円です。Orz・・・
ああ、これだけあればどれだけ高級なウナギが食べれただろう・・・(この記事を書いてるのは土用の丑の日)
まぁこれくらい全然大したことないと思われる方も大勢いらっしゃと思いますが、4人家族の中流サラリーマンからすると結構痛い額なわけですよ。
約定の経緯は以下の表の通りです。

- 2018年2月7日に信用買いで200株エントリー
- 2018年3月30日、 エントリー直後から雪崩のように下がり続け、長期保有を覚悟しての現引き。(でも100株分しか現金がなかった)
- 2018年5月30日、損切ラインのマイナス10%にほぼ達して来たので、信用買い分の100株を損切。現物はもうしばらく様子見をしようと保有を続ける。
- 2018年末の暴落で3,485円で現物100株をほぼ底値売り。
反省点
この銘柄での失敗については、3つの反省点をあげます。
- 購入枚数間違い
- 底値で売却
- 損切りしていない
購入枚数間違い
まずは、エントリーですがここで既に大きな失敗を犯しました。
なんと、購入枚数を100枚のつもりだったのに、間違って200枚で注文していたのです。
注文をだしたのはスマートフォンからです。SBI証券での売買ですが、専用アプリではなく、スマホ用のWebサイトから注文しました。
間違っていたことに気づいたのは約定してからです。200枚となっていたので「あれっ?」と思いました。
しかしながらなぜかそのときは、まぁいいかと思ってそのままにしてしまいました。まぁ、購入した時は上がると思ってたので・・・
しかし、ここが元凶の始まりで、こういうミスを犯したときはやはり大抵、損を膨らますものです。この銘柄は購入後、ほぼ購入価格を上回ることなく、下落への道をひた走ります。
以下にこの三井住友FGの株価のグラフ(週足での折れ線)とエントリーポイントを示した図を貼ります。いやぁ、見事な下がりっぷりですねぇ。

スマホは文字も小さく、タップで購入枚数など簡単に増減できます。誤って画面に触れて想定外の入力をしてしまうこともあります。スマホでの注文時は十分注意しましょう!
底値で売却
前述したようにこの銘柄は2018年2月以降は、ほぼずっと下落していきます。(2017年は絶好調だったようですが・・・)
ここで、先ほどのグラフに売却タイミングを記入してみます。

ご覧になって分かる通り、週足の折れ線グラフの線上ではなく、線よりもかなり下で売却しています。
特に12月25日売却分は酷いです。12月25日の始値で売却したのですが、この日は日経平均株価も終値が19,155.74円という確か2018年の最安値を記録した日だったと思います。完全に底値売りになっています。
12月25日は2018年の税計算の最終約定日だったこともあり、ここで損失を確定させたのですが、12月25日を過ぎれば、その多少のリバウンドはあるだろうとも考えていました。
今思えば現物で持っていたのでこの底値で売却したのは完全に失敗だったと思います。狼狽売りとまでは言いませんが、ほぼ投げやり状態であったのは否めません。
賛否あるでしょうが、個人的意見としては現物保持は狼狽売りは避けるべきだと思います。 信用売りでは追証というものがあるので、狼狽売りも 仕方ない場合があると思いますが。
まぁその銘柄の企業が不祥事を起こしたとか、決算で大赤字を出したとかなら別ですが、この12月の場合はNYダウの暴落につられての下げであり、景気状況が大きく悪化している訳でもなく、三井住友FGとしても特に問題はなかったので、現物保持ならば冷静に判断すべきでした。
そもそも次に書くように損切してないのがダメなのですが、損切タイミングが悪すぎです。
損切していない
そして結局やっぱり、一番ダメなのはこれです。間違いありません。
購入価格は1枚あたり4,905円です。マイナス10%を損切ラインと設定した場合は、約4,415円で損切です。
半分の100枚は4,433円で損切りしているので、まぁ良しとしましょう。問題は残りの100枚を損切しなかった点です。
それでは、この100枚を実際に損切をしなかったことで、どれだけ損を膨らませたのかを確認してみます。下の表をご覧ください。

下落率10%に到達したのがいつだったかはきちんと調べてはいないのですが、3月後半です。ここで損切していればマイナス額は49,000円です。今思えば、やはりここで損切しなかったのが大馬鹿野郎です。
そして更に下落を続け、最安値の12月25日に下落率29%で損切ました。一般的な損切ラインを買値から10%下落した場合とすると、その約3倍も耐えた上で底値で損切したことになります。ほんとにアホですね。結局損失額は142,000になりました。
マイナス10%で損切していればマイナス額は4,9000円なので、その差額はなんと93,000円!
マイナス10%損切を3月後半にしていれば93,000円を救えた上に、約44万円もの資金を約9カ月間、別の投資に回すことができたのです。
この記事を書いている現在(2019年7月27日)、三井住友FGの株価は3,843円です。もし、2018年12月に売却せずにそのまま保有していても、下落率:21.7%で、含み損は106,200円もあります。
損切しないのは本当に時間と資金の無駄ということですね。
収支の詳細確認
さて、これまでの説明は株価の差額をベースとしたもので、手数料、信用取引の貸し株金利、税金、配当金などをスルー気味でした。これらを考慮してのナマの値をみていきます。
上記の説明の証拠ともいえる約定の明細です。上が信用取引、下が現物取引です。


ここでもう一度、最初の収支表を貼ります。

そしてこの表に載っていない配当金については以下の表の通り。

まとめると、おおよそ以下の通り。(細かい手数料計算などイマイチ自信なし)
※信用買いの時の手数料・税は現引きまたは返売時に支払いとなっています。
株価差損:189,200(47,200+142,000)
手数料 :780(350+180+250)
消費税 :62(28+14+20)
貸株金利:6,564(2,080+4,484)
(トータルマイナス額):196,606
配当:18,921
収支(損失額):177,685円
※ただし配当の税額4,822は年間収支大幅マイナスなので確定申告で戻るはず。
所感:金利高い・・・信用取引は短期にすべき。
最後に
ということで、今回も恥ずかしながらダメダメ投資家の見本を晒してみました。
この反省を糧に今後は精進するカモです。。。

これはまたまた、すごい負けっぷりグワ!ドMグワか?

負けて恥を晒すドMプレイですね。

SMBCっていうのは、「すごいマゾばっかり買う」って略だったグワ!

(‘Д’)!?
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