日本たばこ産業(JT)(2914)の研究その2

今回はJTの研究の続きです。

JT・ウチ・デンワ・・・グワ!

いやそれETだから、ネタ古すぎるから…

JT・エキ(益)・出んわ・・・グワ!

・・・
さて、前回は 日本たばこ産業(JT)(2914) を移動平均線を使ってトレードした場合のバックテストについて書きました。
今回は移動平均線ではなく、MACDを使用したトレードの検証です。
この記事について
・ 日本たばこ産業(JT)株(2914) のMACDを使用したトレードのバックテスト
・バックテスト結果をもとに、 日本たばこ産業(JT)(2914) の投資手法を考察
この記事を読めばアヒルでも JT株のMACDトレードができる!(勝てるとは言ってない!)
日本たばこ産業(JT)(2914) とは
銘柄コード:2914
正式名称 :日本たばこ産業株式会社
略称 :JT
JTとは「日本たばこ産業」の略称です。日本だけではなく海外にもたばこ販売を展開しており、海外では日本国内の3倍もの売り上げを上げています。さらに食品や医療関係へと事業の多角化を行っている企業です。
特徴や過去の値動きについては前回の記事をご参照ください。
日本たばこ産業株のテクニカルトレード検証(MACD)
今回はMACDを使って 日本たばこ産業(JT)(2914)株を取引した場合、損益がどうなるのかを過去データから検証してみます。

ダックDなら勝つる!

だからMACD(Moving Average Convergence Divergence)ね。
日経レバでは移動平均線よりは良い成績だったよね。
MACDの詳細説明は省略します。知らない方はググってください。
MACDは有名なオシレータ系のテクニカル指標で、売買サインとしては主に以下の2パターンが一般的なサインとして知られています。
- 「MACD」が「シグナル」を上抜け・下抜けする。
(ゴールデンクロス、デッドクロス) - 「MACD」が0ラインを上抜け・下抜けする。
今回も、前者のゴールデンクロス(GC)、デッドクロス(DC)で売買を行った場合について、過去のデータから検証をしてみました。
検証条件とポジショニング
検証条件とポジショニングに関しては、日経レバ(1570)の記事での手法と同じですので詳細説明を省きます。詳しい条件はそちらの記事を参照してください。
概略だと書くと、インするタイミングはゴールデンクロスまたはデッドクロスが発生した翌朝の始値です。検証期間は、2015年02月10日~2021年12月30日です。
インするタイミングは上記の通りですが、問題は決済のタイミングです。
異なる3つの決済タイミングで結果を調べてみました。
ゴールデンクロス、デッドクロスで決済
1つめの決済タイミングはゴールデンクロスとデッドクロスです。
買いの場合はMACDがシグナルを下抜き(デッドクロス)した翌営業日の始値で決済。
売りの場合はMACDがシグナルを上抜き(ゴールデンクロス)した翌営業日の始値で決済。
なお、損切はマイナス10%超えで行うものとしました。
買いの結果(デッドクロスで決済)
ゴールデンクロスで買い、デッドクロスで決済の結果
| JT(2914) | 戦績・損益額 | 勝率・損益率 |
|---|---|---|
| 取引数と結果 | 45戦16勝 | 35.6% |
| 1取引での最大利益 | 509 | 13.72% |
| 1取引での最大損失 | -628.5 | -14.99% |
トータル収支:マイナス(-700程度)
平均収益率 :マイナス(-0.4%程度)
トータル収支、平均収益率ともにマイナスでした。かなり残念な結果です。
最大利益となったのは2017年4月~6月の上昇トレンドで、3,711円でインして4,220円で決済です。100株買っていれば約3か月で約5万円のプラスでした。
最大損失となったのは、2015年9月16日~9月30日で損切にかかった日の始値が前日比-6.72%のギャップダウンで、約-15%の損益率となっています。
売りの結果(ゴールデンクロスで決済)
デッドクロスで売り(空売り)、ゴールデンクロスで決済の結果
| JT(2914) | 戦績・損益額 | 勝率・損益率 |
|---|---|---|
| 取引数と結果 | 40戦15勝 | 37.5% |
| 1取引での最大利益 | 557.5 | 11.88% |
| 1取引での最大損失 | -389 | -8.98% |
トータル収支:少しマイナス(-200程度)
平均収益率 :少しマイナス(-0.2%程度)
トータル収支は少しマイナスでした。
最大利益は2015年8~9月の下げです。4,692円から4,134.5円まで下落しました。
最大損失は2016年2~3月の上げです。4,331円から4,720円まで上昇しましたが、損切ラインの範囲内ですので大負けはしていないことになります。
長期下落トレンドの銘柄ですが売りでもトータルマイナスなのはイケてません。

ぜんぜんダメダメグワ。
決済タイミングを変えてみるグワ!

そうだね。決済タイミングを変えてみよう!
MACDとシグナルの差が縮んだら決済
2つ目の決済タイミングはMACDとシグナルの差が縮んだら翌営業日の始値で決済するというものです。
これも詳細条件は日経レバの記事をご覧ください。
買いの結果(MACDとシグナルの乖離縮小)
ゴールデンクロスで買い、MACDとシグナルの乖離縮小で決済の結果
| JT(2914) | 戦績・損益額 | 勝率・損益率 |
|---|---|---|
| 取引数と結果 | 45戦22勝 | 48.9% |
| 1取引での最大利益 | 239 | 6.05% |
| 1取引での最大損失 | -173.5 | -4.14% |
トータル収支:少しプラス(100程度)
平均収益率 :少しプラス(0.05%程度)
トータル収支は少しプラスでした。手数料でマイナスになるレベルです。
利益も損失も小さいのがこの方式の特徴です。
売りの結果(MACDとシグナルの乖離縮小)
デッドクロスで売り(空売り)、MACDとシグナルの乖離縮小で決済の結果
| JT(2914) | 戦績・損益額 | 勝率・損益率 |
|---|---|---|
| 取引数と結果 | 39戦12勝 | 30.8% |
| 1取引での最大利益 | 132.5 | 3.99% |
| 1取引での最大損失 | -137 | -5.76% |
トータル収支:マイナス(-500程度)
平均収益率 :マイナス(-0.4%程度)
トータル収支はマイナスでした。
長期下落トレンド株とは思えない勝率、平均収益率も残念な結果です。

パッとしないグワ!

うーん、日経レバではここは良い結果だったのだが。
RSIで決済
RSIはMACDとは別のテクニカル指標で、買われ過ぎ・売られ過ぎを表す指標として使用されます。3番目はこれを決済のサインとして使用した場合の検証です。
RSI(9)がある値に達したら翌営業日の始値で決済したことにします。(決済するRSIの値はここでの公表は控えます。)
買いの結果(RSIが一定値を上回ったら決済)
ゴールデンクロスで買い、RSIが一定値を上回った決済の結果
※決済RSI値は65~90の範囲で最も成績のいい値を適用
| JT(2914) | 戦績・損益額 | 勝率・損益率 |
|---|---|---|
| 取引数と結果 | 34戦22勝 | 64.7% |
| 1取引での最大利益 | 509 | 11.73% |
| 1取引での最大損失 | -628.5 | -14.99% |
トータル収支:少しプラス(400程度)
平均収益率 :少しプラス(0.2%程度)
トータル収支は少しプラスでした。非常に勝率が高いのですが利益はパッとしません。約7年間で34回トレードして約4万円ですからね・・・
最大利益となったのは2016年1月後半の上昇時で4,341円でインして4,850円で決済です。このとき「デッドクロスで決済」ではそのまま2月中旬まで保持してデッドクロス翌営業日に結局4,331円でマイナス決済になっていますので、早めの決済が良い結果を出していることになります。
最大損失を出したのは「ゴールデンクロスで買い、デッドクロスで決済」と同じタイミングで損切決済したものです。 こちらは急落パターンでRSI決済の効果が出ていません。
この決済方法は日経レバでの検証と同様に勝率が高いものの、利益が伸びません。
また、決済RSIを70台前半のある値以上にするとトータル損益がマイナスになります。ここが長期下落トレンド銘柄の特色と言えます。
売りの結果(RSIが一定値を下回ったら決済)
デッドクロスで売り(空売り)、RSIが一定値を下回ったら決済の結果
※決済RSI値は35~10の範囲で最も成績がよい値を適用
| JT(2914) | 戦績・損益額 | 勝率・損益率 |
|---|---|---|
| 取引数と結果 | 18戦13勝 | 72.2% |
| 1取引での最大利益 | 430 | 9.56% |
| 1取引での最大損失 | -426 | -10.51% |
トータル収支:プラス(850程度)
平均収益率 :プラス(1%程度)
トータル収支はプラスという結果でした。買いよりも良い成績です。しかし損切にも4回引っかかっています。

キタコレグワ!

うむ。いい成績だね。
でもこれって、結果的に一番いい成績であったRSI値での結果だからね。
決済RSI値が1でも違うと結構成績が違うんだよね。。。
MACDの検証結果まとめ
検証結果を簡略的に示すために、決済方法に番号をつけます。
①ゴールデンクロス・デッドクロスで決済
②MACDとシグナルの乖離縮小で決済
③RSI(9)の値で決済
収益額のトップ3は以下の通りです。
- 売りの③
- 買いの③
- 買いの②
平均収益率のトップ3も同様の順位です。
- 売りの③
- 買いの③
- 買いの②
なお、収益額、利益率がよいRSI決済はあくまでも最も成績の良かったRSI値での結果です。
MACD攻略まとめ
- MACDのゴールデンクロス・デッドクロスは全体的にイマイチカモ
- 買いの場合はRSIがあまり上がないうちに決済がいいカモ
- 売りの場合はRSIが結構下がって決済がいいカモ

なるほどグワ。
で、いちばん儲かったRSIの値は何グワ?

それは秘密デス。
ご自分で検証すればわかります。
計算ミスしてたらごめんなさい。

また秘密グワか!!

公表してそれを真似されて損しされるのも嫌なので。
最後に
今回は日本たばこ産業(2914)について、過去のデータをもとにMACDを使って取引を行った場合にどういう結果になったかの検証でした。
バックテストの結果からみると、イマイチですがRSIでの決済は使えるかもしれません。
ただし未来がこの結果にあてはまる可能性は未知数です。
日本たばこ産業(JT)の株は長期下落トレンドでしたが、おかげで現時点の配当利回りは7%を超えている高配当銘柄です。
このまま2015年以来の下落トレンドは続かないようにも思え、逆に一気に暴騰する可能性も秘めています。
その理由の一つは株主優待の廃止です。JTは2022年12月の権利確定日を最後に株主優待を廃止します。それに伴いEPS(1株あたり利益)が増加し配当もさらに増加する可能性があるため、これまで優待などどうでもよかった大口投資家が流入してくる可能性を秘めています。
したがって、過去の検証データは全く当てにならない可能性もありますので、投資判断は自己責任でお願いします。

今回はMACDを使った日本たばこ産業(JT)株のトレード研究でした。
アヒすけ、どうだ?

JTは株主優待やめて爆上げくるグワか!?

そうカモしれないが、一方では利益の2割程度を出しているロシア事業を停止せざるを得なくなるカモという悪材料もある。

グワーーー、おそロシアァ!

・・・





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