実験仮想トレード対決その13（ロングストラドル 対 カレンダースプレッド）

実験仮想トレードでお勉強！

さて今週も仮想トレードで日経225オプションの収益の動きを勉強したいと思います。

では過去12回の対決結果をおさらいです。 仮想収益は以下の通りになっています。なお、手数料や証拠金は完全に無視しております。証拠金は100万円以上ある前提、手数料は１週間の売買で千円位かかります。

先週も先々週に続き二人揃って負けでした。この２週間で一気に損益が悪化しています。ここは踏ん張りどころです。なんとか３週連続マイナスは避けたいところです。

ということで今週も懲りずにアヒすけとの対決形式でやってみます。どちらが勝つか勝負です！

ではいつも通りの、ゆるーいルールです。

今週の予想

ということで、今週は以下のポジションで対決をやってみます。

流星カモのポジションはプット22,000円でのカレンダースプレッドです。相場が22,000円近くまで下落し、IVが上昇すれば利益になります。下落を予想しながらプット単騎買いではないところに自信のなさが・・・

アヒすけのポジションはまたもやロングストラドルです。原資産価格が権利行使価格から上下どちらかに大きく動いてIVが上昇すれば利益になります。

カレンダースプレッド対ロングストラドルの対決は３度目で、これまではロングストラドルのほうが勝ち越しています。

なお、先週末ナイトセッションで日経225先物（9月限）の終値は22,900円、ミニ日経225先物（9月限）の終値も同じく22,900円でした。ポジションは月曜日の朝の寄付きで建てる想定です。

では、また明日からの変動をウォッチしていきたいと思います。できるだけ毎日この記事を更新して追記します。

損益状況

それでは、上記のスプレッド対決、状況をこれ以降に記載していきます。

なお、日経225オプションは夜間も相場が動いておりますが、流星カモの仕事や家庭の都合上で、その日その日の状況を確認する時間帯は異なります。

確認したタイミングではたまたま相場が大きく上がったり下がったりしているけど、朝までにもとに戻っている可能性もあります。そのあたりはご了承ください。

8月24日（月）

朝の日経225先物は22,940円と先週末から40円の上昇でスタートしました。そして日中は材料難からかあまり大きな動きはなく小幅に値を上げ、終値は23,000円と60円の上昇でした。

日経平均株価は始値が22,913.20円と先週末終値より7円程度ダウンでスタート、そして小幅に値を上げて終値は22,985.51円と先週末比で+65.21の上昇で終えました。先週に引き続き本日も取引が少なく閑散相場だったようです。

そしてナイトセッションで日経225先物はNYダウ先物の上昇に伴って上昇しているようです。

それでは仮想ポジションの状況をみてみましょう。朝9:00時点の日経225先物9月限が22,910円時点で仮想ポジションを建てた前提です。

流星カモのプットカレンダースプレッドは相場上昇に伴って損失がでています。

アヒすけのロングストラドルも同じくらいの損失が出ています。相場が緩やかに上昇していることからタイムディケイとIV低下の両方から損失となっているようです。

8月25日（火）

朝の日経225先物は23,160円と月曜ナイトセッション終値から10円の上昇でスタートしました。月曜ナイトセッションはアメリカ株の好調に支えられ23,150円まで上昇していました。そして本日の日中も順調に値を上げ、終値は23,330円と170円の上昇でした。

日経平均株価は始値が23,242.74円と前日終値より250円以上のギャップアップでスタート、そしてその後も順調に値を上げて一時は23,431.04円までも上昇しましたが、高値警戒感や利益確定売りに押し戻されたようで終値は23,296.77円と前日比で+311.26円の上昇で終えました。強いです。

そしてナイトセッションでも日経225先物はNYダウ先物の上昇に伴って少し上昇しているようです。

それでは仮想ポジションの状況です。

流星カモのカレンダースプレッドは相場の上昇に伴い、またも損失が拡大しています。

一方、アヒすけのロングストラドルは相場大上昇によりプラス転換しました。なお、インザマネーのコール22,875円はナイトセッションでの売買が無くプレミアムが付いていませんでしたので、プットコールパリティでミニ225先物の値：23,355円から算出した値としています。

なんと、アヒすけは再度ＡＴＭでロングストラドルを建て直すそうです。（そんなのルールにないぞ）

なお、エントリの価格は現在値ではなく板の状況からそれぞれの買いで即約定となる最低値を設定しています。明日から、こちらの状況も見ていきましょう。

8月26日（水）

朝の日経225先物は23,300円でした。火曜ナイトセッション終値は23,270円と昨夜より少し下げていましたが、そこから30円の上昇でスタートしました。そして本日の日中は少し下げて終値は23,220円と80円の下落でした。

日経平均株価は始値が23,257.05円と前日終値より40円程度の下落でスタート、そしてその後は一時的に前日比プラス転換したものの、すぐに前日比マイナスでうろうろして、結局終値は 23,290.86円と前日比で -5.91円の下落で終えました。マイナスではありますが陽線ですし底堅い動きです。

そしてナイトセッションでの日経225先物は少しだけ上昇しているようです。

それでは仮想ポジションの状況です。

流星カモのカレンダースプレッドは少しだけ損失を縮小しています。

また、昨夜利確したアヒすけのロングストラドルは損失となっていますので、利確して正解だったようです。

そして、アヒすけが建て直したロングストラドルはどうなっているでしょうか。

相場があまり動いていないので、いきなり含み損が5万円です。利確した利益と合算しても2.5万円のマイナスなので、利確しなくてホールドしていたのと変わらない結果です。

8月27日（木）

朝の日経225先物は23,280円で水曜ナイトセッション終値と同値でのスタートでした。昨夜の米株は好調でナスダックやSP500は最高値を更新したものの、日経225先物はあまり上昇しませんでした。そして本日の日中は少し下げて終値は23,210円と70円の下落でした。

日経平均株価は始値が23,311.04円と前日終値より20円程度の上昇でスタート、しかしその後は円高の影響なのか下がり、終値は23,208.86円と前日比で-82.00円の下落で終えました。

そしてナイトセッションでの日経225先物は最初は少し下げていたものの、今は少しだけ上昇しているようです。

それでは仮想ポジションの状況です。

流星カモのカレンダースプレッドはあまり変化なし、アヒすけのロングストラドルは保持していたら、さらに損失が拡大しています。相場が動かないと厳しいです。

そして、アヒすけが建て直したロングストラドルはどうなっているでしょうか。

こちらも損失が拡大しています。ATMが動いていませんので当然です。

8月28日（金）

朝の日経225先物は23,230円でした。木曜ナイトセッション終値が23,220円で10円だけ上昇スタートでした。そして本日の日中は着実に値を上げて12:15頃には23,390円まであがったのですが・・・そうです14:10頃に安倍首相の辞任ニュースで急落、一気に一時は22,560円まで下げました。そこからかなり持ち直して終値は22,890円と340円の下落でした。

日経平均株価は始値が23,232.30円と前日終値から25円程度上昇して始まりました。こちらも先物の上昇に伴い後場の寄付きには23,376.13円まで上昇していましたが、やはり安倍首相の辞任ニュースで22,594.79円まで一時急落、終値は22,882.65円で前日比-326.21円の下落と3日続落となりました。

ナイトセッションで日経225先物はほぼ横ばいのようです。

では仮想ポジションの状況です。

流星カモのカレンダースプレッドはついにやっとプラス転換です。225先物の値段はポジションを建てた時と20円しか違いませんが、ＩＶの上昇でベガから利益が出ているようです。

一方、アヒすけのロングストラドルは保持していたら、さらに損失が拡大しています。ポジションを建てた時と225先物の価格がほとんど動いていないのでいくらＩＶが上昇したとはいえ日々のセータによる減価に負けているようです。

そして、アヒすけが建て直したロングストラドルはどうなっているでしょうか。

なんとビックリ！プラス転換です。相場が大きく動いてＩＶも上昇したので利益となりました。

なお、プット23,250円（画像の23,255円は誤りです、すみません。）はインザマネーで売買が止まっていますので適正なプレミアムではないようです。プットコールパリティで算出したら550円が適正プレミアムのようです。すると損益は＋30円です。

ではこの一週間の日経225先物と日経VIの推移です。

週初と週末をみると日経225先物はほとんど動いていません。前半に大きく上がって、週末に大きく下がりました。また、IV（インプランド・ボラティリティ）は週初に比べると４ポイント程度上昇しています。

アヒすけはロングストラドルで少ないチャンスを２回とも確実にゲットしたといえます。また、流星カモのカレンダースプレッドはIV上昇でなんとか利益がでました。

最後に

それではこれまでの対戦成績です。

今週は二人ともプラスになりました。それでも今週の利益の合計は、先週の損失の合計を取り戻せていません。

前回の対決はこちら