トヨタ自動車株のテクニカルトレード研究

みなさんこんにちは。新年おめでとうございます。

おめでとうグワ。

2024年もあっという間でした・・・

がっつり儲かったグワか?

がっつり儲かってたらブログなんか更新しない

やっぱりグワ?

儲かるようになるまで日々研究!
ということで、こんにちは。
あいかわらず投資成績はパッとせず、本業が結構なブラック企業なのでブログを更新する暇もなく、、なのですが、年末年始休暇なので更新を。
さて、放置していても微妙にアクセスのあるトヨタ自動車のテクニカルトレードの記事。
本記事は上記記事の手抜きアップデートです。前回はいろいろやってますが、よい結果が得られてなく、唯一よかった25MAからの乖離率だけに着目して再検証してみます。
この記事について
・トヨタ自動車(7203)の移動平均線を使用したバックテスト
・バックテスト結果をもとに、トヨタ自動車(7203)の投資手法を考察
・25MAからの乖離率だけに着目
この記事を読めばアヒルでも トヨタ自動車株のテクニカルトレードができる!(勝てるとは言ってない!)
トヨタ自動車(7203)について
言わずとも知れた日本のトップ企業!時価総額国内ナンバー1。世界に知れ渡る自動車会社です。
銘柄コード:7203 東証プライム
正式名称 :トヨタ自動車株式会社
略称 :トヨタ、TMC
売上収益 :45兆0,953億2,500万円(2023年度)
また日野自動車、ダイハツ工業もトヨタ自動車の完全子会社です。
特徴
株に関しての特徴は以下の通りです。
- 日本株の代表・象徴となる優良銘柄(利回り約2.8%)
- 株価はアベノミクスに乗って長期上昇トレンド
- 1株3,000円程度で一般人でも敷居が高くない価格
※上記は全て2025年1月時点の情報
過去の値動き
引用元:Yahooファイナンス
過去10年間の月足チャート
日経平均株価(ピンク線)との比較チャート
トヨタ自動車の株は上のチャートの通り、日経平均株価とほぼ連動しており、この10年間で約2倍に上昇して長期上昇トレンドを形成しています。
2021年9月28日に株式分割(5分の1)を実施しており、10,000円程度あった1株の株価が2,000円程度に下がったことから、個人投資家でも単元株の購入がしやすくなりました。
配当利回りは2.8%程度であまり高くはないですが、連結配当性向30%を目安にすることを公表しており、安定した銘柄と言えるでしょう。
トヨタ自動車の株:テクニカルトレード検証(移動平均線)
では今回もテクニカルトレードの検証です。
それでは移動平均線を使ってトヨタ自動車(7203)の株を取引した場合、損益がどうなるのかを過去データから検証してみます。

たしか前回の結果はズタボロだったグワ
ゴールデンクロスやデッドクロスは当てにならず
移動平均線からの乖離率だけ儲かってたグワ

うむ、だから2025年版として、そこだけ再検証しようかと
移動平均線の説明は省略します。株をやっていて知らない方はほとんどいないでしょう。
知らない人はググってください。
移動平均線の乖離率で売買
最ということで移動平均線との乖離率で売買を行う戦法の再検証です。バックテストのデータとしては2015年1月5日(年初営業日)から2024年12月30日までの10年間です。(正確にはデータの開始から25日間は25MAを計算していないため、検証の開始日は2015年2月9日からです。)
イン条件の乖離率は±10%での検証です。損切はあえて行わない設定です。
決済は25MAと終値の乖離率が0%に戻った翌営業日の始値で行った設定です。
なお、同値撤退もSBI証券や楽天証券では現状では手数料無料のため、勝ちにカウントすることとします。
買いの結果(25MAとの乖離率が-10%以上でイン)
25MAとの乖離が-10%以上で買い、0%より上に戻ったら決済の結果
| TOYOTA(7203) | 戦績・損益額 | 勝率・損益率 |
|---|---|---|
| 取引数と結果 | 9戦 9勝 | 100% |
| 1取引での最大利益 | 251 | 13.61% |
| 1取引での最大損失 | なし | なし |
トータル収支:プラス(1,042程度)
平均収益率 :プラス(約8%)
トータル収支、平均収益率ともにプラスです。なんと全勝です。
しかしながら、2015年はじめ~2024年末までの約10年間でたった9回しか取引回数がありません。年に1回程度です。
この手法はやはり勝率10割、平均収益率8%という安定性をみると十分に勝負する価値がありそうです。
売りの結果(25MAとの乖離率が+10%でイン)
25MAとの乖離が10%以上で空売り、0%より下に戻ったら決済の結果
| TOYOTA(7203) | 戦績・損益額 | 勝率・損益率 |
|---|---|---|
| 取引数と結果 | 7戦 4勝 | 57.14% |
| 1取引での最大利益 | 251.5 | 8.96% |
| 1取引での最大損失 | -541 | -18.25% |
トータル収支:プラス(54程度)
平均収益率 :マイナス(約-0.04%)
トータル収支はプラス、平均収益率はマイナスです。
取引回数は7回だけ、勝率は半々に近く、トータル収支は若干プラスですが、1取引の最大損失が-18%にもなっているケースがあります。
これは2024年1月19日に終値2,962円で25MAプラス乖離が10.2%に達し、翌営業日始値の2,965円で空売りの局面です。この際は日本株絶好調、株価は下がらず2024年3月12日にやっと25MA乖離が-0.04%となり、翌営業日始値の3,506円で買戻して541円のマイナスになったケースです。1単元の空売りで54,100円の差損+信用取引の利息分を損したことになります。

やっぱりトヨタはマイナス乖離が手堅いグワ!

そうだね。
大きくさがったら買う価値がありそうだね。
25MA乖離率戦法まとめ
- チャンスは年1度程度と少ない
- 買いは勝負する価値が十分にあるカモ
- 売りはスルーすべきカモ
乖離率と勝率・利益率

だけど年に1回しかチャンスが無いとかつまらないグワ

下がるのを待つといっても、年1回は辛いね

10%も下がることは少ないけど5%なら多いんじゃないグワ?

うむ、乖離率を変えて検証してみよう。
マイナス乖離率が何%になれば買いなのか
上記検証は乖離率が±10%以上になったケースでのバックテストでしたが、乖離率を変えて検証してみます。また、プラス乖離での空売りは勝率がよくないため、マイナス乖離だけに絞ります。
マイナス乖離10%

マイナス乖離10%の検証結果を年ごとに一覧表にしたものが上の画像です。
損益は1株あたり損益額ですので、1単元(100株)購入していれば、上図の100倍の金額になります。
- 取引回数:9回
- 勝率 :9戦9勝(100%)
- 総収益 :1,042.1円
なお、検証は2021年9月28日に株式分割(5分の1)をした修正後の株価で出しています。よって2020年以前は実際に1単元購入の場合の損益は上図の5倍の値です。
マイナス乖離9%

マイナス乖離9%の検証結果を年ごとに一覧表にしたものが上の画像です。
- 取引回数:10回
- 勝率 :10戦8勝(80%)
- 総収益 :622.7円
取引回数は10回でマイナス乖離10%と1回しか変わらないのですが、損益が1株あたり622.7円とかなり悪い結果となっています。これなら10%のほうが良いです。
マイナス乖離8%

マイナス乖離8%の検証結果を年ごとに一覧表にしたものが上の画像です。
- 取引回数:13回
- 勝率 :13戦10勝(76.9%)
- 総収益 :1,037.3円
取引回数は13回で少し増えましたがまだまだ少ないです。総収益が9%より高いのは2024年の取引が9%では1回しかなくそれが大負けだったのに対し、8%では3回あってそのうち2回が買っており負け分を取り返しているためです。
マイナス乖離7%

マイナス乖離7%の検証結果を年ごとに一覧表にしたものが上の画像です。
- 取引回数:19回
- 勝率 :19戦16勝(84.2%)
- 総収益 :1,326.2円
取引回数は19回と年に2回程度まで増えました。そして収益も毎年プラスで総収益も増えています。
マイナス乖離6%

マイナス乖離6%の検証結果を年ごとに一覧表にしたものが上の画像です。
- 取引回数:25回
- 勝率 :25戦21勝(84%)
- 総収益 :1,403.4円
勝率は7%の場合と大差ないですが、取引回数が少し増え、総収益も増えています。
マイナス乖離5%

マイナス乖離5%の検証結果を年ごとに一覧表にしたものが上の画像です。
- 取引回数:32回
- 勝率 :32戦25勝(78.1%)
- 総収益 :1,112円
6%の場合と比較し勝率も総収益も落ちてしまいました。特に2024年が大きく損失になっています。

どうやらマイナス乖離6%が一番好成績カモ

1単元ずつ買ってたら10年間で約14万円利益グワ!
でも10年前に1単元買ってずっと持ってたら配当金
入れるともっと利益でてるグワよ?

そんな握力ないでしょ!
ずっと保持してたらずっとそのお金使えないけど、スイングならトヨタを保持してないとき別銘柄に投資できる。

なるほど、資金効率グワね!
そしてきっと別銘柄で負けるグワ!

・・・。
まとめ
今回はトヨタ自動車(7203)について、過去のデータをもとに移動平均線を使って取引を行った場合にどういう結果になったかの検証その2でした。
トヨタ自動車の移動平均線マイナス乖離サインはかなり使えそうという結果がでています。
しかし「押し目待ちに押し目なし」というような名言があるとおり、待っているとなかなかチャンスが来ないものです。
とはいえ、過去10年間の結果からみるとマイナス乖離6%では平均で年間に2回以上の取引チャンスがあり、勝率も84%という好成績です。
じっくり待てる方はマイナス乖離10%まで待つ方が手堅いとも言えます。
今後も同じような結果がでるとは限りませんが、参考には値するのではないでしょうか。

今回はトヨタ自動車の移動平均線を使ったトレード研究その2でした。
アヒすけ、どうだった?

これでアヒすけもレクサスに乗れるグワ!

1回1単元で1万円位勝ったとして、
レクサス買うには中古でも150年位かかるなぁ。

骨になってるグワ!
1回で100単元買うグワ!
信用二階建て勝負グワ!

絶対そのときに限って負ける。。。
何度も書きますが、過去の結果がいくら良くても、次に勝てる保証はありません。それを肝に銘じてトレードをしましょう。信用二階建てなんて危険な真似はやめましょう。
それでは今回はここまで。時間があれば他の銘柄も検証してみたいと思います。






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